2008-06-04

薔薇空間



Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の《薔薇空間ー宮廷画家ルドゥーテとバラに魅せられた人々ー》に行ってまいりました。

本展は、フランス革命の動乱期にマリー・アントワネットやナポレオン妃ジョゼフィーヌに仕えた画家ピエール=ジョーゼフ・ルドゥーテ(1759-1840)による『バラ図鑑 Les Roses』からの銅販画=全169点を一挙大公開するもので、ルデゥーテの生誕250年を記念しての開催でした。

バラ好きの私としては早くから観に行く予定でいた展覧会で、ルドゥーテの他にも、エレン・ウィルモット(1858-1934)、アルフレッド・パーソンズ(1847-1920)、二口善雄(1900-1997)、齋門富士男(1960- )の薔薇の作品も併せて展覧されておりましたが、ルデゥーテだけでも十分満足できる、素敵な展覧会でした。

*会場のBunkamuraザ・ミュージアムのエントランス前。



美術館の中に一歩足を踏み入れるとそこはまさに薔薇空間、四阿(あづまや)も置かれていて、椅子に腰を下ろしてカタログなど眺めることができ、また幾種類かの薔薇の香りも楽しめる、優雅な空間でもありました。

以下、この展覧会の素敵な案内サイトと、カタログより撮影した展示作品数点ですが、今では存在しないバラの原種や中国原産の薔薇だとか、169点のうち79点を占める野生種(ワイルド・ローズ)など、野の花のような可憐な薔薇の姿も魅力的でした。

http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/08_rose/index.html

*カタログです。















*カタログには薔薇の歴史などの解説もあり、2000円は安い!






               






*ルドゥーテの薔薇を描いた美しい銅販画が延々169点続きます。




         




         




               



*アルフレッド・パーソンズのリトグラフによる薔薇です。















*二口善雄の水彩画、こういう薔薇も美しいです。















*齋門富士男の大判のアクリル板に焼き付けられた大輪の薔薇。















*お土産に買った小版のクリアホルダー、便利そう。


              












5月はあちこちに沢山の薔薇が咲いていましたが、もう次の季節ですね、でもカタログの中にはいつでも素敵な薔薇空間が広がっています。


そしてインソン君にはバルコニーの<ニュース>を。
インソン君と私の育てた薔薇との初コラボレーション作品です。



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