2010-01-18

母なる証明


映画 《母なる証明》 について、以前一度感想を大体書いたのですがPCの不具合でダメにしてしてしまい → くじけて以降約1ヶ月、だいぶ簡単になりましたが書き直しました。

 原題:마더/Mother

 監督:原案:ポン・ジュノ
 主演:キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ  
 脚本:パク・ウンギョ、ポン・ジュノ
 撮影:ホン・クンピョ
 美術:リュ・ソンヒ
 音楽:イ・ビョンウ
 製作:2009年韓国映画
 上映時間:129分

滅多に事件など起こらない地方の町での猟奇的女子高生殺人事件・・・殺人容疑で収監された息子の無実を信じ、真犯人を捜し出さんと身を挺して東奔西走する母ものミステリー・・・とてもおもしろかったです~

<来日インタビュー動画> ~監督+主演二人~
http://lx03.www.tsutaya.co.jp/tol/news/index.pl?artid=12480&c=entertain&c2=movie

以下、映画を見て思ったことを箇条書きにいたしました。

*なんといっても冒頭と最後の、母=キム・ヘジャさんの心象風景的 ‘ 踊り ’ が特徴的。
*踊りの場面のタンゴっぽいギターをはじめ、OSTが素敵。
*映像としては草原、焼け跡、夜のゴルフ場、現場検証の場面、殺人現場、エンドロールなどが印象に残る。
*3種類の液体の描写があざとい。
*知的な障りのある息子=ウォンビンシの、○カと言われると過剰反応する性癖が事件の鍵。
*この息子の記憶が ‘ まだら ’ であるのがコワイ。
*そういう彼の異様な記憶力のエピソードにより、ある事柄の負い目からくる母の息子に対する溺愛の理由が解るが、切ない。
*息子のために日常と非日常の綱を渡る母の姿・・・キム・ヘジャさんの演技は素晴らしい。
*息子の遊び仲間の地元のワル役=チン・グシ、あのダークな感じで、良かったです。
*上の二人に比べてウォンビンシのインパクトが少々弱かったようにも。
*清濁併せ呑む、、、母は強し、のひと言に尽きる映画、もちろんそれを描いているのでしょう。
*母親の役名がないのは、この無名性をもって普遍的母親像としたかったのか、な。。。

下は<韓流フォーカード>(=12/17・韓流四天王の来日公演、ちょっと見てみたかったデス)の翌18日、羽田から帰国の途につくウォンビンシ~彼はその昔、深田恭子タンとの《Friends》を見て韓国俳優として私が認識した最初の方です・やっぱり素敵、活躍をお祈りいたします。



ところで《母なる証明》にはチン・グシの他にも《卑劣な街》で↓お顔馴染みの方が。


地元警察のあまりヤル気のない↑テキトー刑事さん役のユン・ジェムンシでした。

ここでいつもなら→《 卑劣な街 》と続くところ →2006年ということで →<CRENCIA 2006 夏>からのサッカーのインソン君です~♪~いずれ夏全体のSlideShowなども。




SlideShowといえば <2006・trugen・spring>を当初この映画の感想とセットにする筈で作っていたのですが、文章をなくしてしまったのでSlideShowだけを先に掲載した経緯がありました、もはや自分でも忘れかけていたことですけど。

それと、映画を早くから見せてくださったお友だちには、感想が今ごろと大変遅くなりました。



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