《霜花店》韓国版DVDについての<Movie Week>からの記事です。
◆同性愛より愛と欲望の敍事詩!◆
監督柳河 主演チュ・ジンモ チョ・インソン ソン・ジヒョ 2009 143分 2disc
《쌍화점/霜花店》この無削除版が発売開始された.劇場で見られなかった約10分位が増えた監督版だ.しかし特定場面が長く追加されたことではない.中・後半のリズム感をいかすために試写会後削除した宴会場面などがより親切に追加されている.柳河監督が<霜花店>を構想してシナリオを書き始めたことは2007年夏.
四編の現代劇を演出した監督は史劇という新しいジャンルに挑戦したかった.どうせやるなら高麗時代がフレッシュだろうと思ったし,歴史を調査して見ると恭愍王の代理合宮を取り囲んだ外史が面白く感じられた.封切り当時話題になったチュ・ジンモとチョ・インソンの同性愛コードは外史を通じて恭愍王が同性愛者と知られていたから自然に映画に染みこむようになった.
柳河監督は“同性愛に対する偏見があったが,この映画を通じて人と人が好きな感情において性差別に何の有用性があるかと思う逆説的悟りを持つようになった”と.アフターコメンタリーでも監督は“同性愛という偏見を捨てて映画を見れば人間の原初的感情の原型を見られる”と頼む.
《霜花店》は高麗時代王と王が愛した乾竜衛の首長ホンリム,そして王后の危ない愛に関する代書史劇だ.しかし実は監督の言うことは明快だ.愛が過度な執着と所有欲で突き進めば自分の破壊が成り立つということ.結局映画はすべての悲劇が終わった後青い原野を走りながら狩をする二人の男の夢幻のように陽気な(=화사한は‘同性愛の’の意味も有)場面で余韻を残す.
DVDでは監督とプロデューサーの物静かな製作関連音声解説と三人の主人公の和気あいあいした音声解説を聞くことができる.また濃密なベッドシーンと深刻な感情シーンでも笑いが去らない撮影場と五つの削除シーン,ポスター撮影姿などもある.
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=19441&contcode=020101
オマケです~上のジンモシのカーディガンに倣ってインソン君も‘お父さん’靴下着用です。
Footのお指も長いのでした(靴下案外GUCCIかも)。
[掲載写真は韓国版DVD/DISC2よりキャプチュア]
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