Frozen Flower　☆ jasming: 優秀なドラマとは？

＜チェ・ムンソク監督｜優秀な先輩たちのドラマ＞と題するインタビューを含む記事が出ておりましたが、４つのドラマについて論じられており、主たる内容は《バリでの出来事》礼賛でした☆

そしてその《バリでの出来事》のチェ・ムンソク監督が、優秀な先輩たちのドラマとして３つの作品を上げておりますが、そのうちのひとつが《ピアノ》でした～♪～以下、記事を部分抜粋してみました。

ところで《ピアノ》の続編制作の話がありましたがどうなったでしょー、楽しみなのですけど。

《バリでの出来事》

「愛の物語のようだが、その底ではブルジョア階級とプロレタリアがダイレクトに争う物語。 80年代的イデオロギーと90年代的現象が混ざっている独特の感じ」（オ・ジョンロク監督）

「シンデレラストーリーのような設定を利用した転覆的な話で、大衆ドラマが可能な最大値を引き出した作品」（キム・ビョンウク監督）

「見る度に意識の線を置き、劇に引っ張り込まれなければならなかった。そして辛うじて取った最後の意識の線を逃さないために枕を握って潰した記憶が鮮やかだ」（ホン姉妹）

SBS《バリでの出来事》が放送されてから6年という時間が経ったが、多くの作家や監督は、相変わらずこの作品に向けての愛を告白することをためらわない。お金が必要な女性とお金が退屈な男、野望が大きい男と自尊心が強い女性。出生の秘密や、復讐のようなデバイス（装置）もなく、4人の男女が出会い、恋して憎む物語だけで《バリでの出来事》は、メロ（ドラマ）の整数を示し韓国ドラマ史に火のような跡を残した。

「はじめから作家が使ったキャラクター、演出が理解するキャラクター、俳優の表現するキャラクターがほとんど一致して動いた。チョ・インソン、ソ・ジソブのような俳優たちもその前には自信感が不足で潜在的な能力を見せることができずにいたようだが、よく動くことができるようになってそれ以上をやりこなした。みんな運命のように会ったんだ。」

都市の男女、愛の伝説などを通じて感覚的ながらも纎細な心理描写を見せてくれたチェ・ムンソク監督は、《バリでの出来事》に会って得意技を発揮した。しかし自他が公認するメロ特化的演出の秘訣は単純だ。

「私が高等学校に通う時はポケットベルも携帯電話もなかったから、土曜日午後２時に鐘路書籍の前で会おうと言えば、それは永遠に土曜日午後２時は鐘路書籍のことだ。１時間前に行って待機してあまりにも楽しくて、５分前になれば不安になって、出てこないなら２時間も待って。そのようにお母さんは知らず精読図書館に通いながら、女学生たちに会って映画一本見てパン屋に行った時代のときめいた感情が残っている。」

特に感受性がすぐれた少年でいつのまにか演出 20年目に入ったチェ・ムンソク監督が、先輩たちの作品を（以下に）お薦めした。

（その前に一旦休憩～～前半がバリ、後半がインソン君のインタビュー動画です）

《ピアノ》

2001年SBS、脚本キム・ギュワン、演出オ・ジョンロク
「ああ、ジョンロク先輩の作品のスタイルがとても好きで、新人時代影響をたくさん受けた。ドラマ局で一緒に働いたこともあり、私達は二人とも独文学を専攻したのだが共通点は両方ともドイツ語をよく間違えることだ（笑）」

「（ジョンロク先輩は）私の心を奪ってしまって《結婚》、
《 Happy Together 》のような初期作が特に好きだが、その中で最も強烈なのはやはり《ピアノ》だ。
オ・ジョンロク先輩には空腹感を覚えさせるような作品がない。非常に腰が強い人であり、演出や物語を作ることも、私よりもはるかに'絞り込む'スタイルである。人間の感情を表でばかり扱わないで、ちょうどひっかくように傷を出しながら最後まですべて表示するが、その力がすごい。」

（チェ・ムンソク監督がお薦めする《砂時計》と《チャングムの誓い》については省略）

《バリでの出来事》の後チェ・ムンソク監督は、《オンリーユー》と、最近終映した《クリスマスに雪は降るの？》を演出した。《バリでの出来事》によって高まった期待以上を示さなければという負担もあり、KBS《アイリス》や《チュノ》などの見どころが多様で、規模が大きい作品が注目される時代の変化にどう適応するかは、新たな宿題だ。

しかし、「ドラマの基本は芝居だと思う。結局、人間関係の本質から出てくる葛藤や感情をストーリーにどのようにうまく込めて作り出すのか穿鑿するしかない。アナログ的な感性を失わないようにしながらも、それを活かせるような素敵な包装を探している。」

今は、CPを引き受けてデスクにあるが、彼が再び現場に出てくる日、私たちはさらに深められた芝居に会うことができそうだ。

[文・チェ・ジウン/写真・ゼ・ギウォン 2010-03-10 09:03]
http://news.nate.com/view/20100310n04117

オマケです～