2010-03-13
《霜花店》特筆メモ=お衣装について
《霜花店》を観て誰もが美しいと思う<お衣装>について、過去のブログからの引き写しですが、翻訳をちょびっと改善~☆~もう一度読んで映画に臨むのも楽しいかもしれません。
王様とホンニムのお衣装のオークションなどもありましたが、もうすごく懐カシイ感じがいたします。
*《霜花店》衣装デザイン担当の、イ・ヘスン女史のコメントです~
◆イ・ヘスン韓服デザイナーが語る《 霜花店 》の衣装・ 衣装再現と創造の調和◆
王の礼服は、高麗時代の資料に忠実に、映画の感性を伝える要素を加えて完成した。
使臣を応待する時、絳紗袍を着たという記録によって、元国使臣を迎える場面で王が絳紗袍を着るが、重みのある赤色に派手な金箔を加えて、自主性を確立して国権を回復しようとする隠された意志を表現した。
執務時に着る服も王の威厳を現すために、気品ある文様を加えた。常衣の場合には王の同性愛的性向を‘ 審美眼 ’で解釈して、高級な素材と深みのある色、精巧な縫製でシルエットが美しい服を作った。
王后は美しくて強い女性のイメージを衣装で表現した。
王后も王と同じく礼服デザイン時には資料によりながら、仏教が盛んだった時期だから仏画の中の衣装に着眼し、しわの寄ったチョゴリカラーなどを作った。
そして堂々とした様を表現するために藍色の常衣を作ったが、ソン・ジヒョには藍色が本当によく似合って充分であった。
ホンニムは関連資料がほとんどなくて、総管であるホンニムの武官服をデザインするのが一番大変だった。
武術と芸能にすぐれて王の寵愛を受ける人物だから、格好よく見えるのが重要だったが、ユ・ハ監督様が特別に差異やカラーを要求した。
もちろん当時には差異やカラーがなかったが、監督様はカラーがぱりっとしているように立てられればもっと格好よいと思われたようだった。
それで差異やカラーを応用したし、総管だが権威的利己より柔らかいイメージを現わすために、肩章やアクセサリーなどのディテールを生かした。
そして王に随行する時の衣装は、王の衣裳との調和を念頭に置いた。
[2008-12-23 Movieweek所収]
*《霜花店》のお衣装製作費についてです~
◆《 霜花店 》 衣装費◆
《 霜花店 》で王と王后が大臣たちと政事を論じている.
《 霜花店 》で全編にかけて人目を引くことは高麗時代の衣装だ。《霜花店》に女性観客が男性より更に殺到することには衣装も一役担っていると解釈されている。
《 霜花店 》の衣装は通常の史劇映画のそれと違う。高麗末第31代恭愍王(1351~1374) の時代の衣装だ。韓国映画の中で当時を背景にした作品は《 霜花店 》が最初と知られる。
《霜花店》から、王と護衛武士ホンニムが一緒に琴に弾いている。
製作陣によれば《 霜花店 》の製作費は76億ウォン位だ。この中に衣装費で5億8千万ウォンが含まれている。韓国で作った衣装に1億9千万ウォン、中国で製作した衣装に約2億6千万ウォン、修繕及び洗濯費用で3千600万ウォンが必要となった。衣装費には履き物・装身具などの費用が含まれている。
韓国で作ったのは王(チュ・ジンモ) 、ホンニム(チョ・インソン)、 王后(ソン・ジヒョ)など主人公の衣装だ。韓服デザイナー = タムヨン イ・ヘスン先生が作った。三主人公の衣装は皆で33着(王12着、ホンニム6着、王后15着)だ。王・王后の服は一式あたり10~15日、武官であるホンニムの服は王·王后より単純だが一式で10~15日かかった。これ以外にそれぞれ35名の児童と大人の乾龍衛衣装も韓国で作った。
ホンニムの衣装の中の一着はインタパークから来る 27日まで競売される。王の衣装の中の一着は15日新羅ホテルで用意された<2009 Korea CEO Summit- Creative Awards(創造経営大賞授賞式) & コミュニケーション共有希望FESTA>で進行する慈善競売の時に売れた。一デザイナーが購買した。価格は公開されなかった。
《霜花店》の王・ホンニム・王后。 王の衣装がオークションで売れた。
《霜花店》の王・ホンニム・王后。 ホンニムの衣裳がオークション中だ。
中国で作ったのは官僚·踊り子·平民などの衣装だ。この服はチャン・イーモウ(張芸謀) 監督の映画衣装を引き受けたチームが引き受けた。
このチームが《 霜花店 》の衣装を引き受けるようになった縁は、キム・ソンス監督の《 武士 》にさかのぼる。キム・ソンス監督と《 霜花店 》のユ・ハ監督は世宗大学の同窓だ。《 霜花店 》のキム・ギチョル アートディレクターは、キム・ソンス監督が製作した《 レストレス~中天 》の美術を引き受けた。中国チームとの契約は二人のキム監督の紹介・取り持ちで成り立った。このチームが北京オリンピックの衣装を引き受けて固辞するせいで、契約は苦労して成立した。
中国で衣装などを作ってくることは経費節減次元のことだけではない。費用・時間を節約することができるところに、すぐれた実力と豊かなノーハウを誇るからだ。冬に発注を受けた中国チームは、夏の生地を入手するのに大変だったという裏話だ。昨年 30日封切り、3週連続前売り率1位を記録した《 霜花店 》は、17日(土)300万名を突破する見込みだ。
[スポーツカン 2009.01.16 21:38]
http://sports.khan.co.kr/news/sk_index.html?cat=view&art_id=200901162138363&sec_id=540401
藍色のお衣装のジヒョさん、凛としていてよかったです~お衣装なしも頗るお綺麗でしたけれど。
渋く落ち着いて見えるこのお衣装、袖口が鮮やかなのですね。
*附ー 《霜花店》日本版プログラムより ー
◆2,500着の衣装と500本の刀◆
高麗時代の服装を完全に再現するために、主演俳優のみならずエキストラの衣装や小物に至るまで、すべてオリジナル制作された。その数は2,500着を超え、衣装を保管するための倉庫を特別に作ったほど。中でも王と王妃が懐妊を祈るための宴、燃灯会で着た衣装は1着2,500万ウォンという高価なものだった。そして、王やホンニム、乾龍衛の隊員らが使用する刀として用意されたのは、500本を超える。金属製の60本の真剣や仮剣、木刀などもあり、これらに5億ウォンの費用が費やされている。
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