2009-11-21
《霜花店》韓フェスオープニング
《霜花店》の英語タイトルを畏れ多くも自分のブログに冠しておりますので、こういう時こそ出来るだけのことをしなければと自分なりに頑張って、今日はシネマート六本木にてチュ・ジンモシ舞台挨拶と共に《霜花店》を観てまいりました。
朝10時、《霜花店》が韓流シネマフェスティバルのオープニング、嬉しかったです。
《霜花店》は何回観ても緊張しながら集中して観ることになるヘビーな映画ですが、何回観ても見応えがあり、心が震える、とても悲しい映画だと改めて思いました(でも~昨日今日と立て続けでさすがに疲れました~)。
日本語字幕付きなのだからと出来るだけ言葉に気をつけて観ましたが、初めて観るような新鮮な感じがあり、毎度のことながら何箇所かで泣きました。
全体的な感想はソウルで観た後書いた感想文と基本的に同じなのですが、当初こそジンモシの演技力に影響されて血迷った?もののこの度はインソン君に傾注して観ることができて、つまりユ・ハ監督の仰有る‘青春を描きたかった’という側面からも観ることができました(自然とそのような感じになりました)。
自分の蒔いた種に怒りの激情を迸らせる王様と自分の性アイデンティティに苦悩する護衛武士・・・隣席のジンモシフファンのおばさまの「今まで女を知らなかったから夢中になっちゃったのよね」というご意見もさもありなんと思いますが、恐ろしい誤解から一気にカタストローフへと突き進む課程で王様の言う「愚かな奴」という言葉に、青春の蹉跌、儚さ、若さゆえの悲劇性が込められていると思いました。
ホンニムと王様が最後に交わす言葉=ジンモ氏が舞台挨拶インタビューで「最後のひと言のために出演したかった」と言われたそのクライマックスの言葉は観る人それぞれの解釈ができる場面のようにも思いますが(この最後の言葉についてのみ20・21日‘両日’とも舞台挨拶で質疑応答がありました)、予告編にもあるホンニムの「何故私を選んだのですか」という質問に対する王様の言葉にこそ、ホンニムへの王様の想いが込められているように思われて、私には印象的な場面でした。
また、ネタバレすぎるので書きませんが、王妃へのホンニムのある言葉で、王様のことをいちばん理解しているのがホンニムであることもわかります。
この映画についてはいずれちゃんとまとめて書きたいと思っておりますが、王様と軋轢があった後の二人一緒のお琴の演奏の場面とか、霜花餅を食べる場面とか、兵書を収めた書庫で最後に王妃と向かい合う場面などのインソン君の表情が、私は好きでした。
(+エンドロールの騎乗して草原を駈けるときの笑顔、涙でいつも殆ど見えませんけど)。
それから元の勅使の読み上げる言葉は多分モンゴル語だな、とか。
&日本語字幕では「ホンニム・乾龍衛」と表記されておりました。
&&済州で大変お世話になった方が前列のお席に!お誘いくださいましたのに所用があり、失礼申し上げました、また何処かでお目にかかれますことを楽しみにしております。
さて、ジンモシは今日は白のV襟Tシャツに白ジャケット+水色のジーンズで爽やか系、劇場のスペースの関係で昨日よりジンモシが間近で、昨日や<ドリーム制作発表会>のときより素敵さはより一層でしたが、昨日のインタビューの一部と装いは以下の通りでした。
◆チュ・ジンモ『霜花店(サンファジョム)』舞台あいさつに登場◆
俳優チュ・ジンモが20日、(韓流シネマフェスティバル2009~約束 YakSok~〉のオープニングに合わせて訪日し、主演映画『霜花店(サンファジョム)~運命、その愛~』(以下『霜花店』)の舞台あいさつを東京・シネマート新宿にて行った。
チュ・ジンモが日本で舞台あいさつを行うのは初めて。「緊張している」としながらも、ファンの呼びかけに小さく手を振るなど、楽しんでいる様子だった。
出演をオファーされた時の思いをチュ・ジンモは「この作品は俳優の解釈によってどうにでも表現ができると思った。王の役は非常に情熱のある、余裕のある俳優にしかできないと聞いていたので、また監督を信頼していたので、オファーをすぐに受けた」と語った。
「しかし、チョ・インソンさんとの愛の部分に心配はあったので、悩む部分もあったが、彼とは前から親しかったので、彼を信じて撮影に臨んだ。撮影していて、何事にも頑張る俳優だと思った」とした。
ソン・ジヒョについては、「心がきれいで澄んでいる人。今回は露出もあって、彼女ができるのかと心配もあったが、彼らの演技する姿を見て、自分も頑張らなければと思った」と語った。
今回の自身の演技に関しては「王の心に隠されている部分を演じるのが難しかった。目で表現しようと努めていた。いつになく気持ちを抑える演技が難しかったがやりがいがあった」と満足感を示した。
見どころとしては、「シナリオを呼んでいる時も感じたことだが、最後の一言のために出演をしたいと思ったほどの一言。その言葉で、王の気持ちを十分に理解してもらえると思うので、その言葉を深く心に刻んで感じて欲しい」とした。
チュ・ジンモは、大ヒットとなった『カンナさん大成功です!』や、チョン・ウソンとともにイケメンぶりが話題となった『MUSA~武士~』、昨年秋の〈韓フェス〉で公開された『愛 サラン』などで、ルックス、人気を兼ね備えた実力派俳優として着実にステップアップしてきた。
そして、韓国で昨年封切られ400万人動員の大ヒットとなったこの『霜花店』で、ついに百想芸術大賞映画部門最優秀演技賞を受賞。俳優として大きく飛躍することになった。
最後に、「これまで自分がやりたいものをやってきたが、これからは、観客・視聴者がやってほしいというような役をやりたいと思う」と目の前のファンを意識したように語ると、大きな拍手が沸き起こった。
高麗の王(チュ・ジンモ)、王の近衛部隊・乾龍衛隊長のホンニム(チョ・インソン)、王妃(ソン・ジヒョ)がそれぞれの愛に燃え、嫉妬(しっと)や苦悩する様を衝撃的に描く『霜花店』は2010年2月6日にシネマート新宿、シネマート心斎橋ほかでロードショー公開。前売りは11月21日より開始される。
一方、チュ・ジンモが『霜花店』の後、主演したドラマ『MY DREAM~マイ・ドリーム~』が、CS放送のアジアドラマチックTV★So-netにて12月19日より日本初放送される。
[朝鮮日報日本語版 2009/11/21 14:16:27]
529
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
2 comments:
先日は取り乱したまま挨拶のみで大変失礼致しました。
字幕つきで見たjasmingさんの印象は?と気になってましたが、新鮮に見られたのですね。
ホンリム寄りで見られたんですね。私は王寄りでしたが、何度も見ると印象も変わってくるんでしょうね。
「何故私を選んだんですか?」のシーンはそう言えばラストに次ぐ重要な場面ですね。この台詞からラストを考えると悲しくなりますが。
あと、え、そんなのあったっけ?と言うシーンもあったので、又見たいと思います。
きぃくんへ♪
こちらこそバタバタしていて失礼致しました。
劇場のスクリーンと字幕で改めてこの映画のスケールや奥深さを実感できましたが、もう言うことないジンモシの演技によって却ってインソン君=ホンニムの若さや初々しさが際立って、本当に泣けました。それからこの映画は殆どどの言葉も重要と言えるほどそれぞれに重みがあって、だから疲れがひどいのかな(笑)
なにかと重いですけど何回も見たいと思う映画だと思います。
Post a Comment