2010-04-15

《霜花店》=特筆メモ・削除シーンⅡ


寄り道したりしていて遅くなりましたが、《霜花店》の削除シーンの続きです~

《霜花店》の本編上映時間は133分ですが、韓国版DVDディレクターズカットは143分、試写会後に削除されたその10分間に相当するシーンとして、アバウトで大雑把なものですが、気付いたシーンいくつかを並べてみました。

全体的にいろいろなシーンでの秒単位のカットと、エピソード全体をカットしたシーンとがあるようでしたが、もちろん作品の理解には影響なく、説明ぽさや情緒的な部分などが削除されて、すっきりと完成度が増したように感じました。


◆野遊び先のミョンシム(明心)亭で逆賊に襲われたシーン、下の2枚の王様とホンニムの2秒ほどのやりとりは本編にはありませんでした。



◆逆賊の調査をするホンニムを迎えに碧蘭渡へ馬を走らせる王様一行、上2枚がCut部分。



◆ホンニムが王妃様のお部屋で霜花饅頭を頂いている頃、スンギは王様に直談判→あえなく断られる場面ですが、本編からもCutで、ちょっと可哀想なスンギです。



◆クーデターを企てた臣下+王妃の兄テアン公の粛正を命ずるこの場面は全面的に、Cut。



◆王様との確執の後のお琴の合奏、インソン君ご推薦の名場面ですが、ホンニム一人でもう一度弾く部分が本編には収められておらず残念、、、何回見てもうっとりする素敵な場面です。



◆王妃様の官女ポドクが御懐妊を知らせに~本編では室内に入った官女の場面は無し。



◆王様の愛情・執着・未練・・・全面削除。



◆王妃様の命でハンベクが、王妃様も宮殿を出たと偽ってホンニムを牢から連れ出す場面のうちの削除部分、牢に残ったならホンニムの運命もまた違っていたかもしれません。



<本編より>                                          怒ってます↑

◆怒り心頭の王様は相当イヤミな人になっております~ポドクはスンギに引き立てられてゆきますが、映画本編では王様のしつこいところやごたごたした部分は削除されておりました。



◆怒髪天を衝く勢いの王様の怒り、、、拷問の場面の右3枚は削除、短くなっております。



◆ようやくエンディングです~~下は<霜花店>のBGMの流れる遼東の草原のシーンの前に置かれていたエピソードですが、全然趣の違うBGMを含むこのシーンのCutは大正解(と勝手に決め込む)、最下の1枚はスチール写真です。

(*数日前のブログでエンディングの遼東の夢のシーンのBGMを書き間違えて<カシリ>としておりましたので(汗)、後でなおしておきました)。




以上、さほど意味があるとも思えない私の作業でしたが、監督様には入念な計算をされて、顔のアップ等、もっと更に色々な場面で細かな削除を行われたことと思います。

いずれ日本でもDVDが発売される暁には、この10分がどうなっているのかが自分的にはちょっと楽しみ~☆~ちなみに英文字幕付の香港版は133分でしたが、そういえば此処ではヒョンニムがBig Brotherと訳されておりました☆

◆付録・・・王妃様の兄テアン公役のチョ・ジヌンシが<女性東亜>に特集されておりました。





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2 comments:

chemi said...

素晴らしいですっ!

こんなにもしっかり繊細に観ておられて、きっとユ・ハ監督も喜ばれることでしょう(^.^)

こうやって教えていただくと、ファンとしては「少しでも長い方がうれしい」と思う反面、カットした方がより緊張感があったり、すっきりとまとまったりと、やはり違うのがよくわかります。


それに、jasmingさんの場面写真のカットの仕方と配置にとても動きが感じられて、まるで動画を見ているようで素敵ですね。


最後のチョ・ジヌン氏の特集、タイムリーですね(^_-)-☆

Jasming said...

chemi様へ♪

私のことですから間違いや思い違いがいろいろと思いますが、なにはともあれお読みいただけたけたことが嬉しいです、ありがとうございます。

私見では、お琴の場面以外はカットでよいのではないかと。。。

場面写真はちょっと寝不足しました・笑

インソン君への想いの持って行き場がなくていつもこんなことあんなこと独り言を書いておりますが、少なからぬchemi様のお蔭にいつも感謝しております、今後ともヨロシク~☆

チョ・ジヌンシはマルチュクがデビュー作らしいですよ。