★インソン君入隊お見送り

4月6日午後1時過ぎ、入隊するインソン君を無事お見送りしてまいりました。

慶尚南道晋州の空軍教育司令部構内の満開の桜ですが、素晴らしい好天でした。


報道インタビューの後、日韓のファンの待つコーナーに廻ってきてご挨拶するインソン君、ファンの前では淋しそうに見えたインソン君でした。


インソン君の入隊お見送りには当初個人で釜山から晋州へと考えておりましたが、日本公式FCの企画を知ってお見送りツアーに参加させていただくことに決め、FCの皆様とご一緒に晋州に向かいました。

当日はソウルを朝6時に出発、途中Sidusの事務所前や休憩所に寄り、午前11時少し前くらいにに現地に到着いたしました。

インソン君は1時頃にお出でとのことでその時まで、定められたお見送りの場所でいくつかの報道番組に向けてFCからの ‘ 送る言葉 ’ を何種類か練習したり（勿論韓国語で、もう忘れてしまいましたが 「紅いマフラー ・ 空の男」 というような短いものもありました）、後から到着された寅成君子の皆様と横断幕の端を結んで並び、インソン君をお待ちしました。

君子の横断幕は鮮やかな黄色、私たちFCの横断幕には会員一人ひとりのニックネームがインソン君のお写真の周囲に刻印されておりましたが、この素敵なアイディアには本当に感激！FCのStuffの皆様にはありがとうございました。

そうこうするうちに皆が待機する中央の記念碑にインソン君が到着、インソン君は真っ先に報道陣とは別の記念碑横のFCのコーナーへと、、、親しい方とハグをするなど嬉しい御姿を見せてくださいましたが、すぐに本来の場所へと戻され、空軍入隊の公式のご挨拶が始まりました。

私たちはその間インソン君の後ろ姿を見ながらお待ちしましたが、インソン君の後に立ちはだかる緑色の靴の人が邪魔っ気と思っておりましたらその人はキム・ギバン君、インソン君を見るのに必死でその時すぐには彼とは気付きませんでした。

インソン君がFCの私たちの前でご挨拶してくださった時間は2分に満たない（多分、もうよくわかりませんでした）短い時間でしたが、後になって動画で見た報道陣の前のインソン君とは別の表情のように思われ、最後には唇を固く結んで、とても淋しそうに見えました。

この日空軍の晋州教育司令部には1800人の入隊があり、それぞれが家族と裏口から訓練所に入所するという話をツアーガイドさんから伺いましたが、インソン君にはいろいろな意味で辛い複雑な時間だったと思います。

韓国人の30代の男性と女性に別々に入隊について伺ってみたことがあるのですが、いずれもが真っ先に「軍隊はすごく大変なところですよ」というお答え、既に兵役を終えたその男性の「入隊すると自分の体ではなく国の体になるのです」という言葉が軍隊生活を象徴しているようで、強く印象に残っております。

インソン君入隊の日のお姿を私は端の方から撮りましたが、同行のM女がほぼ中央から短い時間にインソン君を連写してくれて、なるべくたくさんのインソン君を此処に載せたいと思いましたので、M女撮影分に多くを頼ったスライドショウを作ってみました。

　　　　　　　　　　　　　　この立ち姿、This is インソン君、 ですね。



韓国のあちこちで花盛りだったレンギョウですが、空軍敷地内でも綺麗でした。



インソン君入隊の報道記事や動画掲載につきましては、別のページに改めます。


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＜附＞同行したM女の感想文

チョ・インソンさん 空軍入隊のお見送り

コリアン・アクター　チョ・インソンさんの空軍入隊のお見送りに同行してきました。
日本では「バリでの出来事」などで知られている俳優で、いわゆる韓流スターとはタイプが異なる、人間的な面でもとても魅力的な方です。

さてさて。
書きたいことはたくさんありますが、まとまらなさそうなので様子だけお伝えします。

報道陣とファンとが二手に分かれてインソンさんを待ちましたが、到着したインソンさんが真っ先にファンの前に顔を出してから報道陣の待つ方に向かわれたのが印象的でした。

親しい方とのハグ

その後、前の晩に眠れなかったような、たくさん泣いたような、本当に淋しそうな表情でファンの前に姿を現しました。
報道陣へのあいさつとは違う表情で、口元こそは笑っているものの、撮った写真を拡大してみると目に涙が浮かんでいるのがわかりました。

笑ってカメラを向いてくださいましたが、目には涙が。

唇をかみしてめて目に焼き付けるようにファンの皆さんを見渡しており、本当に短いあいさつの言葉がありましたが、一生懸命涙をこらえている様子でした。
日韓のファンがそれぞれ大きな横断幕を用意して待っていてくれる（その横断幕はつなげられている）というのは、インソンさんにとっては言葉にはならない喜びの気持ちがあるでしょうし、励みになるのではないかと思います。
またこの横断幕には、一人ひとりのファンが持つ、“大好きなインソンさんに気持ちを届けたい”という思いが込められているのだと思うと、一時期のお別れという淋しい場ではありますが、インソンさんにも十分に気持ちが伝わったのではないかと感じました。

早く移動するようにと、連れ去られるようにその場を後にしたインソンさんですが、名残惜しそうに後ろを振り返って手を振っていました。


この日は1800名が同じ空軍に入隊されたそうですが、それぞれの方が家族と淋しいお別れをしたのだと思います。

日本人には馴染みのない韓国の兵役制度ですが、韓国の方やすでに除隊された方のお話などをうかがい、多くのことを考えさせられました。
韓国の男性の（良い意味で）昭和を思わせられる格好の良さ・男らしさには、兵役という大変な経験が生かされているのだと思いました。

インソンさんはじめ、同じ日に入隊された方、また兵役中のすべての方が、元気に過ごされ、一回りも二回りも成長した姿で戻って来られるよう、お祈りしたいと思います。

2009年04月08日22:45