2009-10-16

進んだコード


◆[陽地に出た同性愛コード②]一歩先に進んだ映画,まだおそいTV◆

実はその間映画で同性愛を扱った作品はかなり多い.空前の記録を立てた事がある「王の男」,シャバンシャバンした‘魔性のゲイ’を主人公中の一人に立てた「西洋骨董洋菓子店アンティーク」,チョ・インソンとチュ・ジンモの体つきを現わして話題を集めた「霜花店」など.

このように同性愛を素材的側面で扱ったことと違い正面から同性愛を立てた映画もあった.独立映画では珍しく興行を打って‘廃人’たちを量産したイ・ソンフィ監督の「後悔しなくて」,ファン・チョンミンとチョン・チャンの熱演が引き立ったロードムービーなどが正しくそれだ.

しかし大部分スクリーンで同性愛は全面的に目立たなかった.慇懃こっそり余韻を取り交わし,それとなく味わって見せてくれる状況でしかなかった.イシューとして取り揃えることは揃えるが同性愛自体に対する談論や思考ができるようにする作品は少なかった.

2000年代後半に入っては‘ヤオイ’文化と結合されて同性愛が一種のファンシー商品のように利用された.映画「西洋骨董洋菓子店アンティーク」や同性愛ではないが男装女を登場させて同性愛コードを発散するようにした映画「美人図」,ドラマ「コーヒープリンス1号店」「風の花園(風の絵師)」などの作品がここに属する.

非現実的なファンタジーを‘刺激’するという点で,同性愛を商業的な要素で‘利用’したという点で真正な意味の発展で見るには難しい.しかしこんな商業的な性格で同性愛コードがよく利用されながら大衆が同性愛に対する負担をたくさん減らすようになった效果も確かにあった.

勿論,‘花美男ではない同性愛者に対する場合逆作用が起きる’側面も育てたことを無視することができないが.こんな状況だから「산타렐라 패밀리」「ハローマイラブ」の登場は喜ぶに値する.

2008年封切りしたキム・チョガンス監督の「少年,少年に会う」はやっぱり男女関係と違うところのない同性愛の一場面を捕捉するという点で上の二つの映画範疇に含ませるに値するが,ランニングタイム12分という短編映画の特性の上イメージと映像に集中して談論を導き出すにかは不足だった.[監督の同映画演出日記↓]
http://cinema.kbs.co.kr/news/news_Synop.asp?record=15673

だから8日開幕した釜山国際映画祭に招請されたキム・チョガンス監督の「友達の仲?」が気になる.

[←高校生役の清潔感あるお二人。ホン・チョンヒョル君(左側?)は《霜花店》に出演されたそうですが乾竜衛役でしょうか、若い俳優さんが何人も乾竜衛から巣立ってますね。]
http://www.cineseoul.com/movies/news_view.html?newsID=5193

映画と違いTVで扱われる同性愛はまだその足がおそい.ファンシー商品用同性愛コードではない正面同性愛を扱うのに地上派TVの保守的な姿勢はしばらく続くように見え,これは先月終映したドラマ「スタイル」を見れば明らかに現われる.
http://tv.sbs.co.kr/style/

主人公中の一人キム・ミンジュン(イ・ヨンウ)はホームページ人物紹介欄で堂々と‘世の中に愛する女は多い.そして,愛する男も多い.関係の可能性を皆オープンにして生きて行くフォトグラファー’で紹介されたことと,女であるパク記者(キム・ヘス)を愛そうとするがそんなに出来ない現実を切ながる態度を取り出して見せる.[イ・ヨンウシは典型的なゲイタイプとお見受けしますが↓賞も獲った舞踊家だそうで、ジンモシにお似ましかもです+どこかで見たことがあるお顔と思いましたらADEN CELEBRITIESに載ってました~]
http://isblog.joins.com/kulkuri7/234

ドラマ末尾に“飛んだ女を抱くことができない身”と告白する彼のせりふでは‘愛をしたいが可能ではなくて仕方なく’同性愛を選択したというニュアンスまで풍겨난다.

2009年秋現在,韓国で同性愛コードはもうちょうど陽地に出たように見える.また陰地で忍んでもいるのだ,もうちょっと屈せずに堪えて日常で席を取ることができるかやっぱり今からが重要なわけだ.【movieweek 2009-10-12】
http://www.movieweek.co.kr/article/article.html?aid=21267

以上いろいろ書いてありましたけれど、《霜花店》はハンパでないですよ~~ん。




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