2009-10-14

宮~Love in Palace


《宮》を先月末、約ひと月半かけてようやく見終えました。


http://www.imbc.com/broad/tv/drama/gung/

仮想の王室を舞台に繰り広げられる現代のお伽噺、ちょっぴり甘酸っぱいシンデレラ・ストーリー、ジェリービーンズのようにカラフルな宮廷の色の洪水、場面ごとにコーディネイトされた美麗なお衣装やOST、とストーリーはもちろん目でも耳でも愉しめる、とても面白い楽しいドラマでした(済州島のこのお庭↓懐かしいです~)。



全24話となるとさすがに役名も覚えられて、気が付けばいつのまにかシン君を中心に見ておりましたが、ことここに至りまして《キッチン》のミニシアター上映を恭悦至極に存じます(『ぴあ』10/8発売号情報)。

今ごろ《宮》についての感想もあったものではないですが、自分的にはチェギョンが入宮してコン内官を紹介され内侍と宦官を間違える件りで《霜花店》を思い出して頬がゆるんだり・・・好きな場面としてはシンがチェギョンの実家に泊まってフツーっぽくするところとか、学校で倒れたチェギョンをシンが抱き上げて連れ去るところなどの素朴系、あとはイカの天日干しの浜辺のシーンが映像も美しく繰り返し出てきたりもして、いわばシンの真の心情が表明されるハイライト場面と思いましたが、全体としてはクールなポーカーフェイスの裏に見え隠れするシン君の純情や優しさ、男の責任感みたいなものがよかったです。

空気がおいしそう!



ソン・ジヒョさんのヒョリンは主役二人の間のギクシャクの元凶の割に印象が薄くて、彼女の落ち着いた声(私は好きですけど)とかさめた雰囲気がカタキ役たるアクを薄めているのかな、とかヒョリンのバックグラウンドの設定からするとあの感じもアリかな、程度の感想、眉毛の作り方で《霜花店》の皇后とお顔の印象が違っておりましたが(透明感のある肌色が綺麗です)、《霜花店》関連のインタビュー記事で《宮》のバレエ場面での苦労話をされていたことを思い出しました。


ユル君はパステル調のシン君と対照的にビビッドな色のお洋服が多めで個性付けられておりましたけれど、皇位継承最適者にして最後まで両耳にピアスでしたネ(イギリス帰りだからOK?)。ソフトで優しそうなJohn-Hoonシの話す声をとてもステキと思いましたが(もちろん歌声も)、少女漫画の王子様みたいな小柄な男の子のような可愛いお顔で180㌢、本物はどんな感じなのでしょか。



この子たちはいつもチェギョンの味方で可愛かったです~ガンヒョンが美人だったお蔭でセレブ系男子たちとも仲良しになれてメデタシ・・・チェギョンと尚宮たちが次第に仲良くなっていく様子も楽しかったデス☆★☆


ユン・ウネさんのチェギョンはよくもこんなピッタリの人を見つけたものと思わずにいられないハマリ役、彼女の魅力に負うところが大きいドラマと言ってよさそうですが、目下コピプリの後2年ぶりのドラマでお嬢様役に挑戦して演技面で苦戦中とのこと、どうぞ頑張ってください。それから皇太后役のキム・ヘジャさんのオアシスのような存在がいい感じでした~釜山での主演女優賞ご受賞おめでとうございます、《マザー》は是非とも拝見したいです。




さてさて、《宮》を見るとだれでもちょっとテディベアを傍に置いてみたくなるのでは?
私のアルフレッド(仮名)には猫のパール用の迷彩柄のハーネスを着せて、インソン君を手に持たせてみました♪


    なんでも持っている優しいおともだちには面白いドラマをありがとうございました。



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5 comments:

きぃくん said...

こんばんわ(^^)ご無沙汰しております。
自分の見たドラマの他の方の感想を見るのはとても面白いですね。
あのドラマはキャピキャピし過ぎて苦手と言う方も多いようですが・・・。
このドラマの紅葉の中の景福宮を見て、ソウルに行くなら断然秋!と思ったのでした。
jasmingさんはシン君派ですか。
(ジフンシはどうなるのかな?役者としては興味があったんですけど。「魔王」が面白そうなのでそのうち見てみたいです)
私は叶わぬ切ない恋をしてる役(ジェミン然り)が好きなのでユル君派でした。
皇太后は私もとても好きでした。(あんなお婆ちゃんになりたいなぁ)
続編に「宮S」と言うのがあるのですが、出演者も脚本も違うし、評判があまり良くないので見てません。

M女 said...

何でも持っているやさしいお友達のおかげでわたしも楽しませていただきました♥
(しかも1週間ぐらいで見ちゃった 笑)

ヤスミンさんとほぼ同意見で、とにかく映像と音楽が良い!
好きなシーンは実家かな。
笑えたシーンは、ユルがケータイの着メロでカラオケしてるところ。声いいし歌うまいんだけど、あまりに恥ずかしかった・・・

わたしも男は黙って耐える=シン派でしたが、後頭部の形だけが惜しいです。
あのニカッと笑ったときの口元が好きだけど、キッチンでも笑顔が印象的だったよね。

ユルはあの優しそうな声が好き。実物結構かっこよさそうだね。
しかしユル母怖いぜ。


追伸:
John-Hoonって、つまりキム・ジョンフンさんと同姓同名ってことだよね!?

M女 said...

ごめん、また追記。

かなり個人的ですが・・・
学校のシーンでヘルメス、ミロビ、メディチ、アリアス等々の石膏像や、デッサンしているシーンも多かったので、一応美大卒業生としてひそかにチェック&マニアックに楽しんでました。
日本基準だけど、高校生のわりにデッサンのレベルはわりと高めだと思います。

ユルがチェギョンの似顔絵描いてたけど、あれ、上手いね。

あと、旧型・新型のカメラや暗室が登場していたので、これもカメラ好きとしては機材チェックしたりして、ヘンナテンションで楽しめました。

Jasming said...

きぃくんへ♪

コメントをありがとうございます。
「宮」が苦手の方もいらっしゃるとは・・・
このドラマは映像がきれいですね、ステキな景色や観光地もいろいろ出てきて、ホント、楽しかったです。

ジフンシは科せられたことを済ませて兵役に就いて、そのあと復帰ではないですか?俳優として勿体ないですから再起を期待いたします。「魔王」私も未見、是非見てみたいですが、「宮」に似たキャラクターだそうですね。

私は若い俳優さんの場合役柄でなくルックスの好みで見てしまうミーハーですので(濃いめはちょっと)、はい、シン君派でございます・笑
「宮S」はそうだそうですね、でもそうなると却って覗いてみたいような気も。

Jasming said...

M女さんへ♪

なんか「宮」に嵌っておいででしたね。
映像と音楽、ホント、センスがいいのよ~各話のオープニングのあのメロディーとかも。

ジフンシも笑うと口角が上がっていいですネ(と書きながら御本尊様のお口元を想ってみたり)、「キッチン」のジフンシ素敵でした。

ユルのJ-Hシははジフンシと全然違うタイプでいいキャスティングと思いましたが、私は外貌より声に魅力を感じるかな。同姓同名のキム・ジョンフンさんはお元気かしら、ソウルではお世話になりました。

デッサン、ユルはたしかに上手だったかも。それからユン・ウネさんて実際イラストとか上手なんでしょ、劇中にも使われていたりして。マニアックなカメラも出てきたりで、M女さんにはこのドラマをいろいろ楽しまれたことと思います。