2009-12-15

パンドラの匣


《パンドラの匣》・・・1ヶ月近く前に見た窪塚洋介君ご出演の映画で、太宰治生誕100周年を記念して同名小説を映画化した作品ですが、すっかりUpが遅くなりました。
http://www.pandoranohako.com/index2.html

自意識の強い思春期の男の子の目線で語られる、結核療養のための健康道場の日々の様子を描いた映画ですが、凝ったつくりの箱細工のような作品で、その箱の底にはユーモアという薄紙が敷かれているような感じ☆太平洋戦争終戦の頃のレトロな映像もお洒落に見えたりして、洗練されたモダンな映画だと思いました(OSTも良いです♪)。

主役の染谷将太君は黒目勝ちの大きな目が印象的で、芥川賞作家の川上未映子さん(美人です)の初女優さんぶりはたっぷり・堂々としておりましたが、我が窪塚君は窪塚君ならではの存在感を放っていて(特にラストのバスの場面★)、去年の映画《ICHI》から→《まぼろしの邪馬台国》(吉永小百合さん主演のこの映画はすごくいいです、オススメです)を経て、だんだん本領を発揮してきている窪塚君を感じました。

《パンドラの匣》はストーリーを紹介するとかのタイプの映画ではなく、パンフレットしかり、それなりに手のかかった玄人ぽい映画で、東京は上映が終了しましたができれば劇場で観ることをおすすめしたい、作品の質感を愉しむ類いの映画ですので、感想としては以上、デス。

この映画関連の窪塚君ですが↓彼には来年公開予定の映画が2本、楽しみです~♪
(《東京島》=ワタナベ役、《行きずりの街》=ナカゴミ役)




HPからの撮影現場の動画です~窪塚君は2'45"~です。
http://vids.myspace.com/index.cfm?fuseaction=vids.channel&ContributorID=23211115



<ー太宰治著「パンドラの匣」よりー>

       【君はギリシャ神話のパンドラの匣という物語をご存じだろう。
       あけてはならぬ匣をあけたばかりに、
       病苦、悲哀、嫉妬、貪欲、猜疑、陰険、飢餓、憎悪など、
       あらゆる不吉の虫が這い出し、空を覆ってぶんぶん飛び廻り、
       それ以来、人間は永遠に不幸に悶えなければならなくなったが、
       しかし、その匣の隅に、けし粒ほどの小さい光る石が残っていて、
       その石に幽かに「希望」という時が書かれていたという話。】

「パンドラの匣」の隅の光る石=「希望」は、、、ほんわりと明るみのあるお話です~☆☆☆☆

+窪塚君の今後の映画の予定を書いたついでに別のことを宣伝してしまいますが、来年早々窪塚君は初舞台に立ちます=寺山修司・作/蜷川幸夫・演出《血は立ったまま眠っている》~V6の森田君(かなり好き)と一緒です~どうぞよろしくお願いいたします。
http://engekilife.com/play/14276



<今日のこの人>=自分に関係のない話なのでふて寝のふりをしております~~


いちおう気を遣って上のスライドの画面サイズなど小さ目にしてみたのですけど?



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