2010-10-24

7級公務員・ジャパンプレミア


映画 《7級公務員》 ジャパンプレミアに行ってまいりました (於・東京グローブ座)



主演のカン・ジファンシが舞台挨拶に登壇するので出掛けたのですが、東京グローブ座ではジファンシ主演のミュージカル 《カフェ・イン》 も上演中で、この日は10回設定されている映画の舞台挨拶の3回目~~写真撮影は残念ながらロビーも禁止で、厳重に入り口でカメラをお預けするシステムでした。


《7級公務員》 は以前見たことがあって簡単に感想も書きましたが、この度は大きなスクリーンを大勢で笑いながら観て拍手もいっぱいして、楽しさ倍増~♪~美男美女がハチャメチャをする、何回見ても愉しめるアクション・ラブコメディーです。

以下、まだこれから何回かジャパンプレミアがあることも顧みず、ネタバレ満載です。

映画は花嫁姿のキム・ハヌルさんの勇敢な捕物帖から始まりますが、変装も格闘も朝飯前の実戦経験バリバリの国家情報院・産業保安要員のハヌルさんと、ロシア語を解することだけが唯一の取り柄 or 武器の、実戦ゼロ経験の国家情報院・海外チーム要員カン・ジファンシとの、ロマンスの行方を悪者との闘いを織り交ぜて追ったお話で、役名はスジとジェジュン☆

互いに身分を隠し、偽ることから生ずる元・恋人同士のドタバタをお二人が達者に演じて、ツヨーいハヌルさんとマザコン気味のチョイ間抜けなジファンシのやりとりが相当笑える映画です。

また、ジファンシの恐いボス=リュ・スンニョンシの存在が映画の可笑しさを増幅させているのですが、私が知るところではこういう強面ぶりにて。

       (左・《風の絵師》 の大行首と、右・《ファン・ジニ》 の地方長官)

リュシはドラマ 《風の絵師》 や映画版 《ファン・ジニ》 でのアクの強い敵役( 低音が魅力)が印象に残っていた俳優さんで、この度は恐さはすごくとも実は人情味ある海外チーム長として、駄目な部下ジファンシを育ててゆく課程で、ジファンシとのからみをシブ面白く演じておいでです。

いずれにしてもどなたが御覧になっても楽しい映画で、百聞一見に如かず、ですヨ。

[ネタバレバレ映像]




[カン・ジファンシの舞台挨拶]

司会の方によると前2回とは打って変わってピシッと、とのことでしたが、舞台、といっても平場の上手より現れたカン・ジファンシは、黒のスリーピースに真っ白なシャツ+ゆる目に巻いた黒のマフラーという、スキのないキメキメのスタイルで、あのプロポーションですから (身長は184㌢) とてもステキでした。

ヘアスタイルは直毛でなくモジャっとした軽い感じで、少し細くなられたのか、遠目でしたがお顔の線がスッキリ見えて、黒縁メガネもお似合いでした。

舞台挨拶のインタビューは少し高めの、あの声で約20分間、丁寧なお答えでしたが、まずは会場全員で、「おもしろかったですー」 と、韓国語 (事前練習アリ) でお出迎え。

続いてジファンシより、「俳優になる前に観客として舞台挨拶を見たことがあるが、俳優を前にして不思議な感じがした、皆様もそうですか?」・・・「ハーイ」と私たち。

以下、一問一答ですが、いちおうざっとメモしてまいりました。

*出演の話があったときどう思ったか?

*《怪刀ホン・ギルドン》 以来アクションものが続いたので、スパイアクション・コメディーは疲れそうで避けたかったが、コンセプトがロマコメとのことで、《映画は映画だ》 が重かったため明るいトーンのものをしたかったし、望んでいたものに出会ったと思った。

*《映画は映画だ》 で新人賞を受賞してプレッシャーはなかったか?

*全くないといえば嘘になるが、むしろ 《映画は映画だ》 の方が初めての商業映画でプレッシャーが大きかったし緊張した。(映画出演作として) 2本目は初めてのジャンルで、自由な雰囲気で臨めた。

*映画が2作続けて大ヒットしたが、どんな気持ちか?

*運が良かった。《映画は映画だ》 のプレッシャーが大きかったが、連続してヒットして、上手く行って幸運だった。3本連続してホームランを打ちたいので、次作を慎重に選びたい。

(いきなりの余談です・・・《映画は映画だ》 は良い映画だったと思いますが、監督は《義兄弟》のチャン・フン監督ですね、そして《義兄弟》は韓国映画評論家協会賞で監督賞と主演男優賞をW受賞したそうですが →☆、インソン君がお留守中の若手の俳優さんのこういうニュースに私はあせります。チャン監督の次の作品はコ・スシ主演の 《高地戦》 で、これも楽しみではありますけれど・・・)

*ドラマと映画の現場の違いは?

*ドラマは呼吸を合わせる時間が長く、モニタリングもすぐできるが映画はそうはいかない。NGの撮り直しも映画はフィルム代が高く難しい。大型スクリーンの演技は心血を注いで集中して取り組んだが、フィルム代が高いので (と強調) NGはあまり出さなかった。

*《7級公務員》 で演じたジェジュンはお茶目でドジで可愛いが、ご自身との共通点は?


*なきにしもあらず。自分は突発的行動をとるのでスタッフは常に緊張している。準備して行くが、現場の状態や気分で突発的に。《カフェ・イン》 でもスタッフを緊張させているが、枠を越えることはないので、大目に見て耐えてくれている。

*監督からの演技指導は (というような質問だったと思います)?

*ほぼ70~80㌫、現場での意見を反映してくれている。演技指導ではなく、希望を申し上げて、配慮していただいた。一生懸命やり、研究した。やりたかった演技が全部できて爽快、お客様の反応もよく、満足のいく作品だ。

*リュ・スンニョン (チーム長) さんとのコンビは如何だったか?

*初めての印象はこわかった。同年齢くらいの女性との共演が多かったので、コワモテだしプレッシャーもあった。しかし初めて事務所でミーティングがあったとき、氏が未見だった 《映画は映画だ》 を前日購入して見てくれて、「良かった」 と激励とお褒めの言葉を頂いた。とても気分が良く、共演したくなった。ひとつ残念なことはスンニョンシはお酒が飲めないことで、一緒のときは食事かお茶をしている。来日前にも電話があってその際には断ったが、帰国したらまたコーヒーショップで二人でお茶を飲むことになりそう。

*今日皆と話して感じたことは?

*明るく楽しい感じがした。憂愁をおびた俳優の雰囲気を醸し出したつもりだが、しらけた?
お忙しい中、観にいらしてくださって、ありがとう。映画の噂を広げて、《カフェ・イン》 もどうぞ観にいらしてください。お風邪に気をつけて。

以上、不正確で抜けているところもあると思いますが、素敵なカン・ジファンシとのひとときを、映画と併せて楽しく過ごしてまいりました。

尚、カン・ジファンシが <韓国ミュージカルとして初の日本進出>、ということで頑張っている
《カフェ・イン》 は、11月7日(日)まで東京グローブ座で上演だそうです→☆ →☆







さて最寄りのレンタルショップでは 《霜花店》 は大体いつも貸し出されていて嬉しいことですが、インソン君御除隊の日がなにかと待ち遠しく、その日を指折り数えてお待ちしております。





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