2009-01-09

《霜花店》のレビューⅨ



《霜花店》のレビュー、遡ってのもので自分的には大変参考になったのですが~

ネタバレの気味ありです~パス、どうぞ。


◆‘霜花店’立体感引き立つエロチシズムのまね(秀作)◆

'霜花店'(オポスピックチョス,柳河監督)は日帝強制占領期間といっしょに私たち歴史上もう一度の株券毀損期の高麗末を背景にしたがスムポグンしたメロー敍事劇だ.

焚く元国の政治的干渉を受けた31台恭愍王集権期. 25代忠烈王から 30代忠実な気持ち王まで元国公州を高麗王后で受け入れた歴代高麗王の中で恭愍王は一番仲が睦まじいことで有名だった.20代青年賃金で唯一にお酒とセックス,狩りに貪溺しなかったし,15年ぶりに姙娠した露国公州が出産の中で死亡する前までは後宮を入れなかった.露国公州も恭愍王の半円政策を見逃すほどに王を欽慕したことと伝わる.

しかし映画'霜花店'はこれらの政治的易学関係だけ借用するだけ恭愍王が実は同性愛者だったし,露国公州は王の親衛部隊長と身を交ぜた後愛に貪溺する人物に描いた.女を抱くことができないコンプレックスに苦しむ王はそれで風邪をひいた時も王后の漢方薬よりホングリムの忍冬初煎じた水を近付ける.

このごろで打てば青瓦台警護室長くらいになるホングリム(チョ・インソン)は王を守る護衛武士と同時に王(チュ・ジンモ)の寝所で性愛遊戯を楽しむ王の公式指定性愛パートナーだ.王后(宋至孝)と身を交ぜるようになったことも後継問題で困境に陷った王の懸念を減らしてくれるための苦肉の策だった.しかしこの一度の仕方ない同寝がホングリムと王を破滅に連れて行く口火になる.

生まれて初めて女を経験したホングリムと王后の間に隠密な交歓が行き交ってホングリムは王のジルトオリン警告と脅威にもかかわらず地獄で自分をほうり出してしまう.結局刀を狙った一触即発の状況で"私を一度でも愛したことがあるのか"という王の哀切な問いにホングリムは"ただ一度もなかった"と嘘をつくようになる.



'霜花店'は一足跡後に退いて三人の主人公の立場で見ればプリズムをパスした光のように三つの本の映画で分離する.文人出身の語り手柳河監督がもたらしたがっちりしている敍事構造と立体感おかげさまだ.

先に高麗王の立場で見れば '霜花店'は国と愛の間で迷う一男のさびしさと苦悩に傍点が付けられる.紅巾の敵と倭寇のひんぱんな侵入,王権を狙う調整の反乱勢力,後継問題で圧迫する元国使臣たち….ホングリムと狩りながら吐き出す"宮を離れれば裡里も良いガール"という独白は王の心理を一番よく圧縮して見せてくれる.ここに女を抱くことができない同性愛者のコンプレックス, 妬みと執着そしてボックスグックが後に従う.

ホングリムの立場で見たらいっそう悲劇性が目立つ.王という垂直的関係と恋人になった後水平関係になった王后との三角関係で道に迷った男の傷傷しい悲しいメロー.

ホングリムは王から脱しようと踏ん張るがそうするほどもっと脱することができない,王が面倒を見た'鳥篭の中の鳥'だったつもりだ.監督は乾竜衛の剣舞示範が盛んに開かれる時ホングリムと王后の情事場面を対比して二人の男女の悲劇を予告する.

一方王后の時点で本'霜花店'は完璧な愛のためならすべてのことをあきらめることができる極めて通俗的なラブストーリーに変奏される.ご主人の性愛パートナーと身を交ぜるようになった侮蔑感,そして愛ないセックスで始まったがその誰より熱く愛するようになったホングリムをどうしても守ってくれたい女の話で発展する.

'霜花店'は予想を飛び越える露出シーンが何回登場するがはでとか浅薄だという考えはしない.

よく具現されたエロチシズム徳沢であるでしょう.王とホングリムのディープキスは商業長編映画で試みされた事がない破格的な場面だったし,ホングリムと王后の回を繰り返えすほど守衛が高くなるベッドシーンも悲劇で走り上げる二人の男女の哀切さを表現するのに不足ではなかった.ただ'ラスト,コーション'で見せてくれたスムモッをような強烈さと哀れさには近寄ることができなかったという印象だ.

試写会の前までにしてもチョ・インソンの熱演にチュ・ジンモ・宋至孝の闘志が加勢するはずだという予想だったが,むしろ'霜花店'はチュ・ジンモ・宋至孝に対する積極的な評価がつながるようだ.

チョ・インソンは大きく欠点をつかみ出す所はないが(監督の几帳面なディレクションおかげさまだが)どうも史劇せりふと発音が別に遊ぶようだったし,また'卑劣な街'の好演を憶える観客には多方面に惜しさを残した.

一方,チュ・ジンモは一言二言のせりふより一度の目つき演技がもっと效果的という事実を見せてくれたし, 複雑多端した感情線をフトリだなくて鋭い集中力をお目見えした.

高麗王としての威厳と意気といっしょに愛の前では懦弱になるしかなかった一男の二つの顔をよく表現し出した.'マルチュク青春通り'最終オーディションで苦杯を飲んだ経験がある宋至孝もこの映画を通じて韓国映画の新しい女主人公でジャンプすることができるきっかけを用意した.18歳観覧可で30日封切り.133分.
[JES 金犯席記者 2008.12.29 07:57 ]

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