2009-01-19

《霜花店》レビューⅩⅡ


引き続き《霜花店》のレビューです。

◆緻密な心理描写・演技‘印象的’◆


宮廷同性愛ドラマという点で‘霜花店’はもう2008年下半期最大作で数えられた.それにその主人公がチョ・インソンとチュ・ジンモだなんて.‘王の男(2005)’を始まりに最近興行作である‘西洋骨董洋菓子店アンティーク’に至るまで忠武路メージャーシステム中に安着した同性愛コードの派手なピリオドが‘霜花店’になることで期待を集めたこと.

実際‘霜花店’はむしろアクションシーンの分量を減らしてまで人物たちの緻密な心理描写に集中している.アクションシーンと情事シーンの分量を比べたら‘美人図’より性的描写頻度がもっと高くていっそう露骨的だ.特に急に登場するチョ・インソンとチュ・ジンモのキスシーンの与える衝撃はかなり大きいことで思われる.

高麗末,元国の外圧が激しくなりながら王は幼い男性たちを訓練させて王を護衛する乾竜衛部隊を作る.この中でホングリム(チョ・インソンの方)はすぐれた武功と外貌で男性を愛する王(チュ・ジンモの方)の格別の寵愛を受ける.そんな中元国は王位を引き継ぐ王世子がいないということを口実に言葉尻で敬遠君(?)を王世子に冊封するために圧力をかけて,王は後継問題を解決するために王后(ソン・ジヒョ分)とホングリムの合宮を命ずる.初めには無理やりに関係を結び始めたがホングリムと王后は徐徐にお互いにひかれるようになって,それを気づいた王の荒い妬みを催す.

‘霜花店’は高麗31代王人‘恭愍王’に縛られた秘史に着眼した.彼の在位時代存在したという特別官庁‘ザゼウィ’(子弟衛)をモチーフにしているのに,事大付加の自制たちの中文武を兼備した美少年たちを選抜して王の最側近で護衛を担当したことと知られた一方,恭愍王の寝所まで出入りして宮廷の風紀紊乱を助長した団体という仮説まで歴史的に多くの論難になって来た.

とにかく‘霜花店’は衣装とスタイル面でその間不十分に注目されて来た高麗時代話という点ですごく新鮮だ.何より俳優たちの演技が印象的だ.多様な体位を土台にかなり度強い性的描写消化はもちろんその描写自体で人物たちの切迫した心理を見せてくれるこの映画の特性の上彼らの目つきは生きている.

監督: 柳河 / 主演: チョ・インソン,チュ・ジンモ,ソン・ジヒョ /分量:133分 / 封切り:12月30日 / 等級:18歳観覧可

本文の続きである以下、3本の映画についての短いコメント記事は省略いたしました。
(◆ボルト ◆ラブインクルラウズ ◆すまない独島なの)

[KBI WEEK 株性徹・CINE21 記者 2008年12月31日14時58分]

http://www.kbiweek.com/cp/view.asp?vol_no=683&art_no=42&sec_cd=1037

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